ザウクロチャット3   

● もんてんがホールをでていく企画って?

ザウルス:もんてんの企画の中には、もんてんホールの中だけでなくて、もんてん以外の場
所に出てやる企画がありますよね?
具体的に言うと、江東区内での出前シリーズとか、今度8月に行われる井上廣子写真彫
刻展とか。
どうして、ホール以外の場所での企画を始めたんですか?
クロ:前にも話したかもしれませんが、私がやってみたいことは、人と関わるというこ
と、一人ではできないことをやるということでしょうかね。
創造すること、何かをつくるという行為は、たったひとりでできることではなく、た
とえそれが、結果的に一人で行動したように見えるものであっても、そこにたどり着
くまでの創造の間には、人との関わりがあって、その関係性が創造に影響を与えていっ
ていると思うの。
そういった意味で、アートが面白いなあと思うのです。作品に心が動かされたことを
きっかけに、いろいろなことが起きる。
ザウ:例えば、ある作品に触れたとき、それに触れた人が、そこをきっかけにまた何か
をしてみようと思う。
つまり、クロさんは作品から波及していくような影響や行為を含めて、アート作品の
おもしろさと感じているということですか?
クロ:多分。作品そのものの時もあるし、人の時もあるし、プロジェクトそのもののと
きもあります。その先にあるものに、みえていないけれど、突き動かされているよう
な気がします。
見えないもの、それは自分にとっての未踏なもの、せかい?
ザウ:なにかをきっかけに、なにかが起こっていく。それは見えるものの場合もあるし、
そうでない場合もあるでしょうけれど、その何かが起こるためのきっかけを、クロさ
んはアートの企画で作ってみたいと思っているということですね。
では、人と関わって作っていく企画をしていくというときに、「ホールの外に出て行
く」という行為は、どのような意味があるのですか?
クロ:ホールから出て行くことは、私にとっては、もう少し積極的な渇望かもしれませ
ん。
ただ「ホール」という空間があっただけでは、何も起こらないと思います。そこに集
う人々の魅力や企画の面白さ、人が人を呼び、企画が企画をよびます。出前コンサー
トなどをすることで、アーティストや企画者や観客との出会いがあり交流が起こって
います。
ザウ:つまり、ホールでもおもしろいイベントを企画して、さらに、ホール以外でも企
画をやっていくことで、これからの企画に一緒に関わってもらえる仲間づくりと、お
もしろいことが連鎖していくきっかけ作りをしようとしているということですね。
クロ:はい、アートにはそういう力があると思います、嬉しいですね。

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by monnakaten | 2008-08-15 09:43 | ザウクロチャット

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